2つ目の旅

ワインは大地

イタリアの州

どの州からを選ぶのはとても難しいことです。なぜならどの州もワインやぶどう品種の古い伝統があるからです。

イタリアワインにおいて共通のイメージで主要な州と言えば、ピエモンテ州、トスカーナ州、そしてヴェネト州です。しかし生産されているワイン、クオリティーが高いのはこれらの州だけではありません。

イタリアは様々な異なった地形的特徴をもった国です。北から南まで、アルプス山脈、平野、丘陵、台地、そして長い海岸沿いはそれぞれの土地にそれぞれの特徴と様々な品種をもたらしました。

あまり知られていない州にも貴重なワインが隠されているのです。

もし上述した州だけが訪れるに値してい言うのならば嘘になります。なぜならそれ以外の州も生産量、品質共に決して劣らないからです。イタリアの環境・人間の異質性がおそらく他の国にはない多様なワイン作りを可能にしているのだと思います。

イタリアの統計

イタリアには20の州があり、その全土でぶどうを栽培しワインを、高品質のワインを生産しています。もしあなたがワインを巡る旅をこの美しい国のどこから始めるか悩んでいるのならば、例えば栽培面積やワイン生産量の興味深い統計から着想を得てみるのはいかがですか?栽培面積の大きい州、もしくは様々な品種を栽培している州。険しく山の多い狭い州ではもしかしたら変わったワインに出会えるかもしれません。選ぶのはあなたです。

これらの統計から、影響されるのではなく、ヒントを得て見ましょう。そしてただの順位として捉え、勝者と敗者に区別してしまわないようにしましょう。すべての州、イタリアの20州にはそれぞれ独特で無比な特徴があります。

異なる20州、山岳から気候、歴史から伝統、人から政策、それらが「美しい国」を私たちに語りかけます。それでは私たちの旅を始めましょう。

ワインのある風景

ワインのある風景は領土、象徴、出発点です。それは丘の折り重なった、もしくはぶどう栽培に捧げられた傾斜のその土地に足を踏み入れる旅であり、人と伝統によって集約された見えない絆です。

州統計

各州の主要5品種

これらの結果をさっと見るだけでわかると思いますが、イタリアの州はそれぞれの独立した世界が、ワイン文化が存在します。サルデーニャ州のカンノナウ、ピエモンテ州のバルベーラ、マルケ州のサンジョヴェーゼ、カラブリア州のガリアッポなど、ここでは少しだけ例を挙げましたが、これらの品種は伝統的にその多種多様な土地を表現しています。

ワインの生産

これらのワイン・ショットは生産の傾向、そしてすべての州のバリエーションに富んで興味深い特性を理解するのに役立ちます。DOPワインとIGPワイン、そして地理的表示なしワインの割合の分割を分析するときに、常にそれはその州のワインの質を定めているわけではないことを覚えておきましょう。その割合はただ生産の規律に従ったワインをどれだけ生産しているかということなのです。

各州のデータはヨーロッパ基準のランク付けによるワインの生産をはっきりとさせています。つまり保護原産地呼称ワイン Vino con Denominazione di Origine Protetta DOP(すなわちDOCGワインとDOCワイン)、保護地理表示ワイン Vino con Indicazione Geografica Protetto IGP(すなわちIGTワイン)そしてテーブルワインと区別しています。各州のその内容はとても多種多様で興味深いものです。

ぶどう畑の面積

イタリアのすべての州はワイン生産に適していると思われます。小さく山の多いヴァッレ・ダオスタ州でもです。ぶどうの栽培方法は同じではなく山岳や気候、その土地の生産適性によって異なります。

ぶどう畑は大地に均等に配列されているわけではありません。プーリア州のようにおよそすべての県にぶどう畑が広がる州もあればロンバルディア州のようにぶどう畑がある特定の地域に集中している州もあります。これらの観点はワインの世界を旅するのをとても興味深くさせます。なぜならこのことはワインの生産やそのタイプ、そして様々な品種の栽培に影響しているからです。

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赤 vs 白

赤と白はワインについて語るときにおそらく一番多く使われる単語でしょう。すべての州のワイン製造に適したその大地をこの2つのカテゴリーを考察しながら分析してみましょう。これらのワインショットを読みながらスプマンテも忘れてはいけません。もし白いスプマンテなら白ワインとして、赤いスプマンテなら赤ワインとして考えます。

これらの統計では、ロゼ・ワインは赤ワインのカテゴリーに含まれています。もしスパークリングの場合、しばしば白ワインとみなされがちですが、白のスパークリングなら白ワイン、赤とロゼのスパークリングなら赤ワインとして扱われています。

ハッピーワイン!